夏風邪
夏風邪の原因
暑さによる体力の低下で免疫力が低下することにより、風邪を引きます。ウイルスとしては、プール熱で有名なアデノウイルス、手足口病で知られるエンテロウイルスなどが多いです。免疫が落ちていますので、くしゃみ、咳をはじめ、咽頭痛、関節痛、目ヤニなどの症状ですが、特徴的なものはなく、ウイルス感染に一般的にみられる症状と同様です。
夏風邪で高熱が出た際の対処法
普通の風邪と変わりなく、水分をしっかりとり、休息をとることが一番です。 ビタミンA、Cの多い食事をすることも大切です。
夏風邪で高熱が出る際に考えられる疾患
先にあげたウイルス感染を筆頭に、扁桃腺炎も考える必要があります。
扁桃腺炎の場合は抗生物質の内服が必要となることが多いです。
夏場でのウイルス性の感染リスク冬場に比較し20%以下になるものの、感染リスクはゼロにはなりません。 |
夏風邪の予防・治し方について
解熱鎮痛薬を内服し、辛い症状を和らげながら休息をとり、ビタミン豊富な食材を摂取することにつきます。暑さによる体力低下が原因であることが多く、安静、水分摂取が大切です。
クーラーなどを使用し、養生することが肝要です。十分な睡眠をとり、体力を回復させましょう。
夏風邪に良い食事
免疫力の低下がメインですので、やはり滋養強壮に役立つもの、粘膜修復に役立つビタミンA、Cの豊かなものを摂取しましょう。
夏風邪の際に処方される薬
基本的には、痛み・熱などつらい症状を緩和させる解熱鎮痛薬がメインになります。マイコプラズマ、百日咳ですと抗生物質が必要になります。
市販薬との違い解熱鎮痛薬だけですとドラッグストアでも入手可能です。抗生物質に関しては医療機関受診が必要となります。 |
長引く夏風邪で考えられる疾患
ウイルスによるもの以外で考えると、咳喘息、百日咳、マイコプラズマ、カビを吸い込んで起きる過敏性肺炎などがありますが、心不全、肺がん、結核、間質性肺炎が潜んでいることもあり、レントゲンを撮っておくことも大切です。