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冬の偏頭痛

[2021.12.14]

今回は片頭痛についてです。

この時期クリニックには、1日に1人か2人、頭痛の症状で来院される方がいます。その中でも偏頭痛とは、脈を打つのに合わせてズキンズキンと痛み、動いたり、頭を振ったりとさらに痛みが増す頭痛です。これは、血行がよくなり過ぎると起こります。例えば、寒い室外から、暖かい室内へ移動したり、いきなり熱いお風呂に入った時、寒さで縮んでいた脳の血管が急に広がるため、血管の周りに炎症が起きます。広がった血管と炎症が、感覚神経を刺激して頭が痛くなるのです。

外出する時は、マフラーや帽子をかぶって、頭や首を冷やさないこと。もう一つは、暖房をかける時の設定温度は低めにして、なるべく温度差を作らない事など、ご自分で気をつけられると偏頭痛をおこさない予防になります。

でも、「体が冷えているな」という自覚があり、頭痛、吐き気、喉の痛みや熱が出てきた場合は、すでにこれらの寒さが原因の頭痛ではなく、何らかのウイルスや細菌に感染している可能性が高いです。

それに伴い、風邪の症状に下痢などがあれば、感染性胃腸炎の可能性があります。

その場合は早めのご来院をおすすめ致します。

 

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